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2002年05月31日(金) 21時41分

添加物:食品衛生法違反で回収相次ぐ いずれも低い毒性毎日新聞


 食品衛生法で使用が認められていない添加物を使っているケースが31日、相次いで明らかになった。いずれも毒性は低いという。

 東京都台東区の食品輸入販売会社「ハインツ日本」は、北米から輸入している業務用ソース「ハインツB・B・Qソース ハニー&ガーリック」「ハインツUSピザソース」の2種類に、日本で無認可の食品添加物が使われていた、と発表した。販売したBBQソース1万2840本、ピザソース1万6452本の回収を始めた。

 茨城県生活衛生課によると、食品添加物製造会社「協和香料化学」(本社・東京都品川区、平瀬明男社長)の茨城工場(茨城県十王町)は、アセトアルデヒドなどを使って香料を製造・出荷していた。違法香料は448品目、出荷先は秋田、高知両県を除く45都道府県の食品メーカーなど約600社。日立保健所は工場の営業を禁じ、違反香料回収を命じた。アセトアルデヒドは70年から01年12月まで30年以上も使われていた。

 一方、神奈川県によると、徳山物産(本社・大阪市生野区)が韓国から輸入した瓶詰「大阪鶴橋班家コチュジャン」(唐辛子味噌(みそ)、100グラム)から食品添加物ポリソルベートが検出され、販売を禁じた。同製品は今年3月、7800本を輸入しており、徳山物産は自主回収を進めている。

 食品加工大手の「米久」(本社・静岡県沼津市)の総菜「鍋つみれ」「鶏五目揚げ」「大焼売」の3品には、ミスタードーナツの肉まんと同じ酸化防止剤TBHQ(t—ブチルヒドロキノン)が含まれていた。いずれも中国・江蘇省の2直営工場で製造された。首都圏や近畿地方のスーパーなどに計約40万個出荷されていた。流通している全品を回収し、在庫品は処分する。小見山岳社長は「中国製は原材料の成分検査をしていなかった。今後は現地に機材を持ち込みたい。申し訳ない」と陳謝した。

[毎日新聞5月31日] ( 2002-05-31-21:41 )


http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20020601k0000m040134000c.html

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