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2002年05月30日(木) 12時10分

健康器具会社「アール」を強制捜査健康器具販売会社「アール」の関連会社「ビーセレーネジャパン」の家宅捜索に入る捜査員=30日午前9時30分、兵庫県姫路市産経新聞

 有料で感想を聞かせてほしいと勧誘し、高価な美容機器を売り付ける「モニター商法」で、契約時に必要事項を記載した法定書類を渡さなかったなどとして、兵庫、長野、岡山、香川の4県警合同捜査本部は30日、特定商取引法違反の疑いで、健康器具販売会社「アール」(大阪市)の役員宅などを家宅捜索した。

 捜査本部は全国の主婦ら約400人、総額約2億6000万円に上る「モニター商法」の被害を確認。「家計の足しに」と考える主婦を狙い撃ちにしたとみて、詐欺容疑の立件を目指す。

 捜索したのはほかに、美容機器を発送していた兵庫県姫路市の会社など。

 同社の前身とされる「イーシステムジャパン」(福岡市、閉鎖)のモニター商法をめぐり、各地で被害者弁護団が結成され、東京、大阪両地裁では、被害者が商品代金返還などを求める訴訟を起こしている。

 調べによると、アールの勧誘員らは昨年6月から9月にかけて、長野市の主婦ら26人に美容機器を販売した際、商品名やクーリングオフを記載した書面を交付しなかった疑い。

 また同社役員3人は昨年6月から8月にかけて計4回、法律で定められた商品名などを記載しないで「自宅でできる簡単なパンフレットの発送で、月1万円以上の収入になる」との新聞折り込み広告を奈良県で配布した疑い。

 同社は折り込み広告を見て応募した主婦らに(1)美容機器を使用した感想を郵送すれば1回1000円を支払う(2)商品の代金はアールが肩代わりする−などと説明。

 主婦らは約50万円の美容機器などをローンで購入し、当初の数回は報酬や代金の肩代わり分を受け取ったものの、途中で同社と連絡が取れなくなり、多額のローンが残ったという。

http://www.sankei.co.jp/news/020530/0530sha035.htm

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