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2002年05月29日(水) 00時00分

2000年前のハス偽物 秋田の千秋公園 「大賀ハス」とは別種と判明した秋田市・千秋公園のハス=2001年7月 中日新聞

 秋田市が「二千年以上前の大賀ハス」と紹介してきた千秋公園のハスが実は、普通のハスだったことが、研究家の鑑定で分かった。約二十年前に植えた大賀ハスが別種と交配し淘汰(とうた)されたとみられ、市公園課は「別種を珍しい植物と紹介し続け、恥ずかしい」と困惑している。

 大賀ハスは、千葉市の青泥層で一九五一年に弥生時代の丸木舟とともに発掘された種子を植物学者故大賀一郎氏が翌年に発芽させて世界的に有名になった。秋田市が七八年に千葉市から譲り受け、秋田駅近くの千秋公園の池に植えた。

 大賀ハスの花は赤く、条線と呼ばれる筋があいまいなのが特徴。千秋公園のハスは濃いピンク色で、条線がはっきりしており、宇都宮市の民間研究家が昨年秋に「純粋種ではないのではないか」と指摘した。

 研究家が詳しく調べた結果、別種の「漁山紅蓮(ぎょざんこうれん)」に似た普通のハスと判明。市公園課は「あらためて本物をもらい受けたので、これからは純粋栽培したい」と名誉ばん回を図りたい考えだ。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20020529/eve_____sya_____011.shtml

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