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2002年05月29日(水) 19時44分

裁判官がワープロで打った判決文消去、言い渡し延期に読売新聞

 東京都多摩市の土地開発を巡る告発事件などに絡む警察官らの汚職事件の判決公判が29日、東京地裁八王子支部で予定されていたが、裁判官が直前にワープロに打ち込んだ判決文の一部を誤って消してしまったため、言い渡しが延期される珍事があった。

 この日、午後1時15分の開廷時刻になると、書記官が、「裁判所の不手際があって開廷が遅れます」と告げ、岡村稔裁判長ら3人の裁判官は約25分遅れて入廷した。

 岡村裁判長は席に着くなり、「おわびを申し上げなければならない。午前中に3人で最終合議をして、ワープロに合議結果を打ち込んだ。午後1時ごろできあがり、印刷しようとしたが、文書を更新しないで元の文書を保存してしまったため、最終合議の結果を文書化できなかった」と経緯を説明。「できるだけ早く判決をしたい。すべては私1人の責任です」と3人の被告や弁護人らに謝罪した。

 この汚職事件では、不動産会社社長が多摩中央署に告発した別の事件に絡み、一昨年3月、警視庁調布署地域課勤務の元警部補が、捜査情報の提供を受けたい趣旨を知りながら、現金を受け取ったなどとして起訴された。公判では、他署の事件捜査に関する職務権限の有無が争われていた。

 元警部補の弁護人の牧義行弁護士は延期について、「心の準備をしていた被告にとっては大きな負担だ」と怒りをあらわにしていた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020529-00000411-yom-soci

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