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2002年05月28日(火) 03時04分

ダスキン、問題発覚後も中国の肉まん輸入販売読売新聞

 「ダスキン」(大阪府吹田市)が運営する「ミスタードーナツ」が無認可の食品添加物を含んだ肉まんを販売した食品衛生法違反事件で、社内で問題が発覚した2000年11月30日以降も、添加物を含んだ約148万個が中国の製造工場から輸入、販売されていたことがわかり、ダスキンは27日までに、吹田保健所に報告した。ダスキンはこれまで、問題発覚後も販売を継続したのは「国内流通分だけ」としていたが、当時の関係資料を精査した結果、中国での在庫に廃棄漏れがあることが判明した。

 ダスキンによると、無認可の食品添加物t—ブチルヒドロキノン(TBHQ)入り植物性油脂を使った肉まんは金沢市内の業者に製造委託し、この業者から受託した大阪市内の食品会社の中国工場で生産された。

 TBHQの使用発覚後、ダスキンは中国工場の操業停止を指示し、中国にあった全在庫56万個を廃棄、その時点で国内で流通していた約300万個だけを継続販売したと説明していた。

 ところが、今月15、16日にダスキンを立ち入り調査した同保健所に報告するため、輸入記録などを再調査した結果、工場の操業停止後の同年12月5日と同15日、神戸港に荷揚げされた計約164万個のうち約148万個が、TBHQを使用して製造されたものとわかった。

 これらは問題のない商品として出荷、販売されたが、ダスキン広報本部は「商品を管理していた金沢市の製造委託業者の責任」と説明している。これに対し、業者は「ダスキン担当者の指示で出荷した」としている。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020528-00000301-yom-soci

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