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2002年05月27日(月) 03時08分

ダスキンの添加物肉まん、発表より半年前から販売読売新聞

 「ダスキン」(大阪府吹田市)が運営する「ミスタードーナツ」の食品衛生法違反事件で、ダスキンが無認可の食品添加物を使った肉まんの販売を始めたのは、当初の発表より半年早い2000年4月からだったことが26日、わかった。同年10月からの新発売に先立って東京や大阪で試験販売していたためだが、同社広報本部は「当初の発表がなぜそうなったのかわからない。試験販売分は当初発表の合計数千三百十四万個に含まれている」としている。

 ダスキンは当初、無認可の酸化防止剤t—ブチルヒドロキノン(TBHQ)を含んだ肉まんの販売開始時期を「2000年10月6日」と発表した。ところが、実際には、10月からの新発売に先立ち、都内と大阪府内の計5店で試験販売を開始、その後、全国72店に拡大して9月いっぱい試験販売を続け、この間、106万個が販売されたという。同社広報本部は読売新聞の取材に対し、販売開始を「同年4月」と認め、修正した。

 一方、TBHQ混入の経緯は未解明のまま。TBHQが含まれていた皮の風味付けに使う植物性油脂(ショートニング)を巡り、業者は「ダスキンから試作品の風味にクレームが付いたため、具体的に指定された」と説明するのに対し、ダスキンは「原材料の製品を決めるのは委託先」と主張、両者の言い分が食い違っているからだ。

 問題の肉まんは、ダスキンが金沢市内の業者に製造委託し、この業者から受託した大阪市内の会社の中国法人が生産した。

 大阪府の調査では、ダスキンが業者に指示したレシピには「ショートニング」と記載されているだけだったが、業者名義で作成された配合表にはTBHQ入りの製品が指定されていた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020527-00000201-yom-soci

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