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2002年05月25日(土) 19時22分

「脱税の疑い、現金など押収」 「国税」名刺示し8500万円分、女性被害 /東京毎日新聞

 ◇杉並区の女性被害−−警視庁、注意呼びかけ
 杉並区の飲食店経営の女性(59)が17日午後、自宅を訪れた東京国税局の職員を名乗る2人組の男に、税務調査として現金など約8500万円相当をだまし取られていたことが分かった。
 都内では、今年2月以降、同様手口の事件が相次いでおり、警視庁捜査2課は、詐欺容疑で捜査を始め、注意を呼び掛けている。
 調べでは、17日午後女性の自宅を訪れた2人組の男が、実在する東京国税局査察部職員の名前の入った名刺を示し、「脱税の疑いがあり令状が出ている。現金や貴金属を押収する」などと言って、女性に金庫の中にあった現金約500万円と指輪など貴金属十数点(時価約8000万円相当)を出させた。男らは、「押収品」を記載した書類を女性に渡して立ち去ったという。
 犯人は2〜3人で、1人は40歳ぐらい、身長約174センチのやせ形。別の1人は眼鏡をかけ、38歳くらいで身長約180センチという。
 東京国税局は「税務職員が調査を行う場合、身分証明書を携帯しているので提示を求めて確認してほしい。また、通常調査では、現金その他を差し押さえることはない」と話している。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020525-00000006-mai-l13

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