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2002年05月25日(土) 20時29分
サッカーＷ杯 「友の会」名乗り、偽の寄付金を依頼相次ぐ 岡山市 ／岡山（毎日新聞）サッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）に絡み、岡山市内の個人病院や自営業者などに偽の寄付金を求める封書が郵送で届いていることが２４日、分かった。封書は１００通以上で受け付ける「市内特別郵便」で岡山中央郵便局に差し出されているとみられるため、県警は注意を呼び掛けるとともに、詐欺の疑いもあるとみて捜査を始めた。封書は各自治体のフーリガン対策について紹介し、「中国瀋陽の日本総領事館での不祥事のように、諸外国の人々に日本に対する信頼感をこれ以上損なわせるわけにはいかない」として、「主要地域の方々を選抜させて頂き、ご寄付をお願いをしております。１口１万円と少し高額ではありますが、御力添えを御願い致します」と寄付を求めている。 差出人は「２００２ワールドカップ友の会」という団体名が記されているが、口座を指定した郵便振込用紙が同封されている以外、住所や電話番号などの記載はない。日本組織委員会（ＪＡＷＯＣ）は「そのような団体は全く知らないし、個人の寄付を募るということはあり得ない」として、インターネットのホームページで警戒を呼び掛ける予定。 封書を受け取った歯科医院では「差出人の得体が知れないので、破って捨てた。すぐに怪しいと思った」と話していた。 【野村房代、鶴谷真】（毎日新聞） |