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2002年05月22日(水) 20時34分
＜違法肉まん＞関係会社など家宅捜索 組織ぐるみで疑惑隠しか（毎日新聞）清掃用機器リース大手「ダスキン」（大阪府吹田市）が運営する「ミスタードーナツ」の肉まんに無認可の酸化防止剤ＴＢＨＱが含まれていた問題で、大阪府警生活経済課は２２日、同社に対する食品衛生法違反（添加物などの販売制限）容疑の関係先として、肉まん製造を委託したラーメンチェーン経営会社（金沢市）と食品輸入会社（大阪市）、吹田保健所を家宅捜索した。また、ダスキン会長（当時）ら幹部数人は少なくとも昨年１月には無認可の酸化防止剤が含まれていた事実を認識していたことも、関係者の話で判明。組織ぐるみで疑惑隠しを図っていた可能性が出てきた。調べでは、ダスキンは００年秋から、食品衛生法で日本では使用が認められていないＴＢＨＱを含んだ肉まん１３１４万個を「飲茶セット」のメニューとして販売。中国・山東省の工場で製造した際にＴＢＨＱを含む植物油を、肉まんの皮に原料として使用した疑い。肉まんは、ダスキン側がラーメンチェーン経営会社を通じ、輸入会社の中国現地工場で委託製造させている。捜索は、これらの肉まんの製造過程や添加物輸入の経路裏付けのために行われたとみられる。 一方、関係者によると、００年１１月ごろ、取引業者から「肉まんの皮にＴＢＨＱが含まれた食用油が原料として使っている」との指摘があった。商品開発、クレームの担当部長も事実関係を認識し、翌年１月ごろ、会長に報告されたという。（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020523-00000045-mai-soci |