悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年05月18日(土) 18時51分

上祐代表ら証人申請へ 来年中に証拠調べ終了産経新聞

 地下鉄、松本両サリンや坂本堤弁護士一家殺害事件の殺人罪などに問われたオウム真理教、松本智津夫被告(47)=教祖名麻原彰晃=の弁護団は18日までに、東京地裁(小川正持裁判長)で23日に開かれる第222回公判で、上祐史浩アレフ(オウムから改称)代表(39)ら関係者約20人を証人申請する方針を検察、地裁双方に提示した。

 公判は6年余を経てようやく弁護団の反証に入る。起訴された13事件で弁護団は松本被告の犯行指示などを争うとみられるが、検討していた精神鑑定を請求しないことなどから、早ければ1年程度で証拠調べを終え、この数カ月後に検察が論告求刑する見通しとなった。

 関係者によると、弁護団は冒頭陳述で争点を明確にした上で、元幹部らとの共謀など検察側の主張に反論。検察側立証では尋問が行われなかった上祐代表のほか、青山吉伸元顧問弁護士(42)=懲役12年確定=ら二十数人を証人申請する。

 さらにサリン製造プラントをめぐる検察側鑑定結果の是非を判断するため、別の専門家による鑑定を求めるほか、松本被告と当時の弟子との関係などを再検討する材料として説法ビデオの証拠採用も求める。

 小川裁判長は検察側の意見を聴き、翌24日の公判までに証拠調べの採否を決めて6月6日の公判から証人尋問を行い、実質的審理に入る見込み。

 実行犯との共謀などに立証のポイントを絞った検察側に対し、弁護団は「争点の短絡的な整理は誤り。全体像が解明できない」と批判しており、事件の背景などについても詳細な審理を要請するとみられる。

http://www.sankei.co.jp/news/020518/0518sha095.htm

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ