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2002年05月18日(土) 15時39分

アロマテラピー用ろうそくにご用心、容器燃える商品も朝日新聞

 芳香で体や心をリラックスさせるアロマテラピー用のろうそくで、容器まで燃えてしまう商品のあることが、東京都消費生活総合センターの実験で分かった。容器の温度が100度を超え、やけどの恐れのある商品もあった。注意を呼びかける表示が不十分なケースについて東京都は業界団体に改善を求めた。

 都内でアロマテラピー用ろうそくによる火災は99年に15件、00年、01年にそれぞれ26件報告されている。センターは都内で販売されている10商品で燃焼実験をした。

 このうち、容器が直径約7センチのヤシ殻で作られ、ろうの上にわらを編んだマットが敷かれた商品では、炎が芯からマットに燃え移り、容器まで燃えた。この商品は輸入品で、マットの取り外しを求める表示はなかった。

 容器が金属でできた商品では、燃焼を始めて15時間半で温度が112度まであがった。テレビなどに使われるポリスチレン樹脂の上で燃焼させると、熱で容器の跡が残った。

 このほか、芯が長くて炎が大きくなったり、芯の位置が中央からずれて容器に高温部分ができたりする商品もあった。

 都は日本百貨店協会に対し、火災の恐れがある商品を取り扱わず、使用の際の注意事項が表示されているかの確認を要請した。日本アロマテラピー協会には、製品の改善や警告表示を求めた。

 利用者には「ろうの上の可燃物は取り除き、不燃性で断熱性の良い皿の上で使ってほしい。火をつけたまま離れないことも大切」としている。(15:39)

http://www.asahi.com/national/update/0518/019.html

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