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2002年05月16日(木) 00時00分

ネットで金券売買 支払うと出品者消える 300人「5億円超す被害」 大阪府警など捜査 東京新聞

 インターネットサービス大手ヤフーのオークションで、大量の金券を落札した人が代金を振り込んだ後、出品者と連絡が取れなくなるなどのトラブルが最近一カ月の間に相次ぎ、詐欺容疑の被害届を受けた大阪府警などが十五日までに捜査を始めた。分かっただけで三百人以上が総額五億円以上の被害を訴えている。

 ネットオークションは、インターネット上に登録された品物を入札者がオンラインで競り合う。ヤフーでは約百七十万人が利用。

 問題となっているのは千葉県、大阪府、熊本県などの数人の出品者。

 関係者の話によると、このうち大阪府堺市の女性は、約二年前から旅行券を一度に数千万円分も出品。定価の約九割で落札されると、入金後約一カ月で郵送する取引を繰り返していた。

 「政治的ルートで格安に手に入る」などと説明していたが、四月に突然連絡が取れなくなった。その後、弁護士を通じ、自己破産の申請を検討していることが分かった。

 落札者は被害者の会を結成。調べたところ、女性は入金後、旅行会社で旅行券を定価で買っていた。被害に遭った大阪府の男性は「自転車操業状態で取引を繰り返して信用させ、一気にだまし取ったのでは」と話す。この女性絡みだけで二百数十人が四億円以上の被害を訴えているという。

 千葉市の男性の出品でも同様のトラブルがあり、約五十人が総額約八千万円の被害に遭ったとみられる。

 このほかに金券が届く前に、オークションで転売、利ざやを稼ごうとしていた数人が、連鎖被害を起こしているという。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20020516/mng_____sya_____010.shtml

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