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2002年05月15日(水) 14時43分

W杯チケット300枚、ネットで出品 横流し?虚偽?朝日新聞

 サッカー・ワールドカップ(W杯)の日本戦など、すでに日本では「売り切れ」とされた約300枚のチケットが、インターネットのオークションに出品されていることが15日、分かった。出品者は1人で、「スポンサーのチケット」と宣伝している。売値の合計は約4000万円に上る。W杯日本組織委員会(JAWOC)は、スポンサーへの割り当て分の大量横流しや虚偽の出品の可能性もあるとみており、オークションの管理者に出品内容の削除を要請する。

 出品があったのは、インターネット・サービス大手の「ヤフー・ジャパン」(東京都港区)のオークションサイト。

 13日、日本戦3試合分のペアチケットが1セット26万円で計147セット分売り出され、15日午後1時までに5セットが落札。さらに、イングランド対アルゼンチン戦も、8枚1セットが160万円で出品されている。

 出品者は「FIFA(国際サッカー連盟)のスポンサーチケット」と説明している。前回の98年フランスW杯のチケット騒動の反省から、FIFAは今大会では、一般販売されるチケットを記名式にして転売・譲渡を禁止した。しかし、約20万枚あるとされるスポンサーチケットは、無記名とした。このため、出品者は「どなたでも観戦出来ます」と宣伝している。

 JAWOCの担当者は「転売・譲渡を禁止しているので、警察にも相談したい」と話している。(14:40)

http://www.asahi.com/national/update/0515/019.html

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