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2002年05月15日(水) 14時47分

偽ツーショット請求続発 13、14日 「覚えない」苦情180件 県内西日本新聞

 かけた覚えのないツーショットダイヤル利用料の請求書が送られてきた、という相談・苦情が、十三日以降、福岡県警や県内の消費生活センターに殺到している。差出人はすべて同じ業者名で、あて名は主に二十—四十代の男性。相談・苦情は十三、十四日の二日間で計約百八十件に上り、十五日も寄せられている。県警や各消費生活センターは「家族が使ったと思いこんで支払うケースもあり悪質な手口。不審な請求がきたら、支払わずに相談を」と呼び掛けている。

 請求書は、はがきの裏に印刷されており、文面はすべて同じ。いずれも福岡市内の郵便局の消印が押されていた。差出人は「ツーショットダイヤル業者から未納料金の債権を譲渡された」とする「債権管理代行 福岡出張所」を名乗り、未納利用料と遅延損害金、名義人調査手数料を、男性名義の銀行口座に振り込むよう請求している。

 請求額は、二万千七百六十円と一万九千五百八十円の二種類しかなく、請求書が機械的に作成された可能性が強い。十七日を支払期限として「入金がなければ自宅を訪問して、交通費、人件費を加算する」と脅迫的な文言も記されている。

 業者の所在地は書かれておらず、連絡先の携帯電話番号にかけても留守番電話につながるだけで、今のところ業者との接触はできない。

 二日間で寄せられた相談・苦情は、福岡市消費生活センター八十件、久留米市消費生活センターに三十九件など。支払っていない人がほとんどだが、福岡市消費生活センターは「通常の業者は利用者の電話番号しか分からないはず。地域別の住居名簿などをもとにランダムに送りつけた根拠のない請求と思われる」と話す。

 国民生活センター(東京)によると、今年に入り、ほかの十都県でも利用した覚えのないツーショットダイヤルの請求書が短期間に大量発送されたことがあったという。福岡県警は、詐欺未遂に当たるとみて調べている。

 ツーショットダイヤルは、業者に電話番号と暗証番号を登録すれば、コンピューターで無作為に接続された不特定多数の異性と電話で会話できるサービス。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020515-00000072-nnp-kyu

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