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2002年05月14日(火) 03時01分

摘発の改装業者ら 不安あおり次々契約 社員同士、客の情報交換西日本新聞

 高齢者を狙い強引な訪問販売をしたとして、特定商取引法違反(不実の告知など)容疑で摘発された福岡県内の住宅リフォーム業者が、別の建物で撮ったとみられる床下のビデオ映像などを見せ「柱が腐っており、工事をしないと家が倒れる」など、うそを並べていた手口の一端が十三日、県警生活経済課の調べで明らかになった。

 県警によると、摘発された業者は「阪神大震災後、床下補強が義務になった」「(有名業者の名を挙げ)関連業者です」など、高齢者宅の訪問時からうそを並べ、無料点検や低額の調査名目で床下などを調べ、実際は問題ないのに「床下がかびだらけ」などと不安をあおり、次々と工事の契約させたという。

 この日捜索を受けた北九州市八幡西区の「西日本ハイテック」は、高齢の顧客二人から、福岡地裁小倉支部に民事訴訟を起こされている。訴状によると、同県遠賀郡の女性(77)は、同社員から「湿気が多すぎて、二、三年で倒れる」「地震の震源地がすぐそばまできている」など繰り返し言われ、昨年四月から十月にかけて、床下除湿改善などの工事を八回行い、計約五百八十二万円を支払ったという。

 一方、別の女性(81)は一昨年、他社の防湿工事を受けたのに同年七月から昨年十二月にかけ、十四件(計約千百八十八万円)の契約を結ばされたという。当初契約は一万円以下の低額で、以後、契約額が上がり、十四件目の契約は約三百八十六万円だったという。

 社員同士が「あそこは簡単にだませる」と得意客の情報を交換、複数で入れ代わり契約させたケースもあり、県警は「営業ノルマ達成のため、高齢者を食い物にした疑いがある」とみている。(西日本新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020514-00000021-nnp-kyu

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