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2002年05月08日(水) 00時00分

ネット競売、不自然な高騰 ヤフー、自ら落札 東京新聞

 インターネット競売国内最大手のヤフーで三月に実施された「米大リーグ、マグワイア選手のサイン入りユニホーム」チャリティー競売で、サイト運営のヤフー関係者が入札に参加し、四百三十万一千円の最高値で落札していたことが、七日分かった。

 ヤフーなどによると、入札には「誤って」参加したため直後にキャンセル。ところが二位以下の入札者も購入を断ったため、ユニホームは結局、売れ残ったという。

 一般入札者に比べ有利な立場にある競売サイト運営者が入札に参加することは通常ないはず。そのうえ、価格が不自然につり上がったことが売買不成立要因になった可能性もあり、結果としてネット競売の信頼が傷つく形となった。

 ヤフーは再発防止策を取り、同日までに出品者に陳謝したが、一般利用者にはこれまで特別な説明はしていないという。

 この競売は三月十日午後に始まったが、同社競売事業部のIDの一つを使った入札が十九日夜から突然登場。高値入札を繰り返し、最終的に競り勝った。

 同社は「IDはテスト用。専用システムでの新機能試験中にミスがあり、本物の競売に(試験入札が)反映されてしまった」などと説明している。

 匿名性の高いネット競売では、出品者らの意図的な価格つり上げ行為が一般の入札者の利益を損なうとして時折問題になっており、米国では摘発例もある。ネット上の掲示板などでは「価格操作ではないか」という指摘が相次いだが、同社は「意図的なことは一切ない」と「疑惑」を全面否定している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20020508/mng_____kei_____004.shtml

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