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2002年05月02日(木) 15時02分

酒酔い弁護士「懲戒相当」…和歌山・綱紀委議決読売新聞

 和歌山弁護士会所属の男性弁護士(60)が和歌山地裁で国選弁護人として担当した覚せい剤取締法違反などの事件で、男性被告(55)の公判や接見に酒に酔って臨み、弁護士会綱紀委員会から「弁護士としての品位を欠く非行」と懲戒相当を議決されていたことが、2日わかった。読売新聞の取材に弁護士は事実を認め「反省しているが、弁護活動に影響はなかった」と釈明、弁護士会懲戒委員会は処分を検討している。

 弁護士は2000年6月に国選弁護人に選任された。ところが、被告の話では計11回の接見の大半で酒臭く、論告求刑と最終弁論の予定だった昨年1月の第14回公判でも酔ったうえ顔から血を流して出廷。眼鏡も壊れており、裁判長が6日後に延期したが、その際も酒のにおいがし、弁論も30秒で済ませたという。

 昨年3月、弁護士が病気を理由に辞任した後、綱紀委員会が被告の申し出を受けて調査。事情聴取に対し、弁護士は時期は不明としたものの、接見や公判で酔っていたことを認めた。

 綱紀委員会は今年3月、「弁護活動に問題とすべき点はないが、刑事弁護人としての職務に不信の念を抱かせるのは当然」と懲戒相当を議決。これを受け、懲戒委員会が審査を始めた。

 公判は別の国選弁護人が選ばれて再開、被告は4月26日、懲役3年6月の判決を受け、控訴した。問題の弁護士は、体調不良を理由に活動を休止している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020502-00000405-yom-soci

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