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2002年04月28日(日) 03時10分

破綻直前の昨秋、遠大な新事業次々提案 アルビアン朝日新聞

 全国の投資家から多額の出資金を集めて昨年秋に破綻(はたん)した投資グループ「アルビアン」(東京都港区)が、破綻直前の昨年9月末に開催したグループの「総決起大会」で、会員たちに数々の投資商品への出資を呼びかけていたことが、関係者の話で分かった。会員限定の定額制携帯電話サービスや、ジャマイカのブルーマウンテンコーヒーの木のオーナー事業、米国への工場進出などで、捜査当局も遠大な事業計画を示すことによって、会員を引き留める狙いがあったとみて、関心を寄せている模様だ。

 総決起大会は昨年9月28日、千葉県浦安市内の東京ディズニーランドに近いホールで、会員数千人を集めて開かれた。交通費や宿泊代は、アルビアン側が負担したという。

 大会でアルビアン側は、それまで投資してきた「会員」だけに、定額6800円の携帯電話サービスを提供すると説明。携帯電話機が1台1万円、登録手数料が2800円と消費税分で、計2万580円で発売するとしていた。「北海道だけですでに15万件の応募という活況ぶり」などとして、10月25日を締め切りに設定。今年2月に開くイベントの会場で携帯電話を配布する、などとしていた。

 また、「健康水の工場を米国に設置するためにアルビアンUSA本部を設置する」「ブルーマウンテンのオーナーになると、特典として、米国側の協力で家を建てることができる」などと説明。水の工場を中心に「アルビアンタウン」がうまれる、などと勧誘していたという。

 大会に参加した投資家の一人は、「それまでの投資話では、すべて支払いが止まっているのに、新事業でまた金を出せというのはおかしいと思った。友人と、この話には乗るまいと決めてよかった」と話している。(03:10)

http://www.asahi.com/national/update/0428/001.html

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