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2002年04月27日(土) 18時40分

雪印食品株主総会 「謝罪は形だけ」−−株主ら厳しく批判 /北海道毎日新聞

 雪印食品(本社・札幌市)が正式に解散を決めた。26日、札幌市中央区のホテルで開かれた同社の臨時株主総会。牛肉偽装事件とその後の産地偽装について淡々と説明とおわびを繰り返す役員に対し、株主から厳しい批判の声が相次いだ。
 総会では、岩瀬弘士郎社長が議長として議事を進行。参加した株主によると、事件の経過説明の後、20人以上の株主が「なぜ解散に至ったのか?」「会社は事件の全容を公表していない」などと役員を次々に批判した。
 1000株を持つ札幌市南区の会社役員、柴川剛さん(40)は「岩瀬社長は謝罪はしたが、批判が続くと『議長権限で議事を進めます』と押し切った。強引さを感じ、謝罪は形だけだと思った」と語った。
 約20年前に8000株を購入した同市北区の無職男性(70)も「役員には反省の表情がまったくない。誠意が感じられない」と憤り、男性会社員(55)も「まず解散ありきで、議論の方向が事前に決まっていた。会場の最前列に陣取った数十人の株主がしきりに拍手し、反対意見を抑え続けた」と怒りをあらわにした。
 総会では、雪印食品一般労組が5本の動議を提出。岩瀬社長ら6人の役員が清算人として月額合計500万円の報酬を受けることについて「1人20万円、計120万円程度が適当」と提案した。他の株主からも「1人40万円程度」との意見が出たが、いずれも否決された。
 同労組組合員で同社北海道工場(胆振管内早来町)で働いていた小川勉さんは「会社は動議や質問にまともに答えなかった。解雇された社員の待遇と比べ、清算人の報酬は高すぎる」と強い口調で批判。佐々木典昭委員長は「真相を社内調査したと言うだけで、責任の所在は不明なまま。今後は解散に賛成した雪印乳業の責任の所在を問いたい」と話していた。【芳賀竜也、佐野優】(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020427-00000001-mai-hok

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