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2002年04月26日(金) 09時58分

<大阪高検>三井容疑者、検察審査会で裏金暴露を計画毎日新聞

 詐欺容疑などで逮捕された大阪高検の前公安部長、三井環(たまき)容疑者(57)が、高松検察審査会に証人として出席し「検察の調査活動費は裏金」と証言しようと計画していたことが25日、明らかになった。高松市の川上道大(みちお)四国タイムズ社長(54)は、調査活動費について昨年告発したが検察当局が不起訴処分としたため、同検察審に審査を申し立てていた。三井容疑者は審査に証人として出席・証言することを提案、手書きの申請書を作成していた。結局、同検察審は不起訴処分を「相当」と議決したため、「内部告発」は実現しなかったが、下書きは三井容疑者が調査活動費問題を内部告発しようとしていたことを示す「物証」といえる。

 調査活動費をめぐっては、川上社長が昨年4月、検察幹部2人が地検検事正時代、情報提供者への謝礼などとして調査活動費計1400万円を引き出し、飲食・遊興費に流用したとして、詐欺容疑などで最高検に告発。高松高検が捜査し昨年11月、「嫌疑なし」で不起訴処分としたため、川上社長が高松検察審査会に審査を申し立てた。

 川上社長によると、審査中の今年3月末、三井容疑者が「(検察の)現役のまま私が証人に出ます」と申し出たという。川上社長は手書きの申請書をパソコンで清書して提出した。

 申請書で三井容疑者は「地検次席検事通算6年、公安部経験通算8年で、調査活動費をめぐる裏金作りを熟知しているものである」「(告発された元検事正と)数回裏金で飲食した事実もある」などと強調している。さらに「(不起訴処分は)検察の組織的な裏金作りを隠避するもの」と批判している。

 しかし、同検察審は今月12日付で「(不起訴の)裁定を覆す証拠が発見できない」として不起訴相当を議決した。

 川上社長は、「内情を熟知している彼が、証人申請した途端に審査を打ち切った検察審の対応はおかしい」と話す。

 同検察審事務局は「事件に関することは一切答えられない」としている。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020426-00000208-mai-soci

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