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2002年04月26日(金) 07時00分

中古ゲームソフト販売「著作権侵害せず」・最高裁日経新聞


 家庭用テレビゲームの中古ソフトを自由に販売できるかについて、東京と大阪で争われた二つの訴訟の上告審判決が25日、最高裁第一小法廷であった。井嶋一友裁判長は「販売は著作権侵害に当たらない」との初判断を示し、中古販売を認めた東京、大阪両高裁判決を支持、販売差し止めを求めたメーカー側の上告を棄却。販売店側の勝訴が確定した。

 上告していたのはカプコン、セガなどメーカー7社。

 今回の訴訟は、作品の譲渡や貸与を著作者が規制できる「頒布権」をゲームソフトでどこまで認めるかが争点となった。頒布権については「映画の著作物に該当する以上、認められる」とした大阪高裁の判断を支持。頒布権を認めなかった東京高裁判決を退けた。

 譲渡後の頒布権の有無について、井嶋裁判長は個人の遊興に使われるゲームソフトに限定して判断、「譲渡されたら消滅する」とした大阪高裁判決を支持した。

 ソフトの開発費の回収については、「販売によって代償を確保する機会は保障され、二重に利益を得ることを認める必要はない」などとメーカー側の主張を退けた。

関連リンク
(「IT特集:中古ゲームソフト、販売認める」参照)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20020426CCCI144525.html

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