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2002年04月12日(金) 22時55分

3警官、「拳銃発見」と偽装 愛知県警、書類送検朝日新聞

 大阪市内で見つけた拳銃を愛知県岡崎市の神社に隠し、岡崎署員に押収させたとして、愛知県警は12日、同県警銃器対策課(当時)の岡田豁(ひろし)警部補(54)ら3人を銃刀法違反容疑(不法所持など)で書類送検し、それぞれ6〜3カ月の停職処分とした。さらに、部下に対する指導・監督が不適切だったとして、当時の同課課長ら5人を本部長注意などの処分とした。

 岡田警部補らは「県警の実績を上げるためだった」と容疑を認めているという。岡田警部補と3カ月の停職処分となった巡査部長(52)は同日、辞職願を提出し、受理された。

 調べによると、岡田警部補らは昨年6月25日、名古屋税関から寄せられた情報をもとに、大阪市天王寺区の市営地下鉄鶴橋駅のコインロッカーで拳銃1丁と銃弾15発を発見。愛知県警の管轄権が及ばないため差し押さえ令状が必要だったにもかかわらず、令状がないまま、愛知県内に持ち帰って岡崎市の神社の境内に隠した疑い。

 岡田警部補らは同年7月2日、「神社の境内に拳銃がある」と匿名で岡崎署に電話を入れ、署員に押収させたという。

 岡田警部補は同市などの拳銃押収担当だったが、当時、押収実績はなかった。

 この拳銃は、大阪府警に逮捕された暴力団組員が所持し、横流ししたとされ、同府警が調べたところ、愛知県警に押収されていたことが分かり、3人の偽装工作が発覚したという。

 玉越清美首席監察官の話 基本に忠実な職務執行を徹底させ、信頼回復に努めたい。(22:55)

http://www.asahi.com/national/update/0412/038.html

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