悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年04月04日(木) 00時00分

AOL、会員へのスパム送信企業から損害賠償を勝ち取るjapan.internet.com

AOL Time Warner (NYSE:AOL) 傘下の America Online (AOL) は、同社会員にスパムメールを送ったとして Netvision Audiotext を訴えていたが、このほど和解が成立し損害賠償を勝ち取った。

和解条件の詳細は明らかにされていないが、アダルトサイトのネットワークを運営する Netvision (フロリダ州フォートローダーデール)は、AOL の広報曰く「かなりの額の」損害賠償金を支払うことで同意したという。

Netvision はまた、AOL の会員に迷惑メールを送ることを禁じる永久差止命令にも従った。なお同社は、Cyber Entertainment Network や Net Management Corporation という名前でも事業を展開している。

さらに、Netvision の40にのぼる加盟サイトも、今回の和解で AOL 会員に対するメール送信を禁じられた。このことは、16カ月におよんだ法廷闘争で特に重視されていた問題だ。

他の多くの Eコマース企業 —— Amazon.com (NASDAQ:AMZN) や eBay(NASDAQ:EBAY)、あるいは今回訴えた側の AOL もそうだが —— と同様に、Netvision は加盟サイトの各 Web マスターに対し、同社の購読ベースのアダルトネットワークにリンクを張ることを奨励し、それらのリンクを通じて購読契約が成立すると報奨金を支払っていた。

Netvision は自社独自のスパム排除ポリシーを持っていると主張しているが、一方で同社に近い情報筋は、個々のサイトの行動を規制するのは困難だと指摘している。つまり、それらサイトが、Netvision ネットワークのサイトへの購読申し込みリンクを含む迷惑メールを AOL ユーザーに大量に送信していても、Netvision 自身は、どのように購読者が獲得されたかほとんど認知していない可能性があるのだ。

関連記事
  • 米海軍、AOL Latin America と組んで新兵募集キャンペーン
  • チーフ・セキュリティ・オフィサー(CSO)が企業の要に
  • AOL Time Warner、540億ドルの評価損計上
  • ゴミ箱を覗く
  • 世界の ISP 利用、AOL の首位は変わらず

    http://japan.internet.com/wmnews/20020404/12.html

  • この記事に対するコメント/追加情報を見る

    ニュース記事一覧に戻る

    トップページ