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2002年04月01日(月) 00時00分

PCに汚職警官のデータカジノバーから押収福岡県警毎日新聞

 福岡県警が昨年4月、賭博開張図利容疑で家宅捜索した福岡市・中洲のカジノバーの店内から、約10人の警察官の名前や賄賂とみられる出金額を入力したパソコンを押収していたことが分かった。パソコンのデータの中には一連の汚職事件で起訴された元警部補の名前も含まれており、元警部補は調べに現金授受を認めた。既に摘発しているカジノバーとは別の店で、捜査情報をめぐる汚職事件は新たな広がりを見せそうだ。

 この店は昨年4月10日に博多署などが家宅捜索した「ラ・フォーレ」。従業員ら14人と客14人を賭博開張図利や賭博容疑で現行犯逮捕した。この際に店内からパソコンを押収し、入力データを解析したところ約10人の警察官の名前と、渡したとみられる現金の額が記録されていた。従業員らの供述では、同店の「警察対策担当」の男が捜査情報を入手するために金を持ち出していたという。

 県警は昨年12月以降、中洲の別のカジノバー「フラミンゴ」側からの受託収賄容疑で4人の現職警官(いずれも懲戒免職)を逮捕した。ラ・フォーレから押収したデータの中には、受託収賄罪で起訴された坂田一臣被告(53)の名前も含まれており、坂田被告は調べに「ラ・フォーレの警察対策からも現金を受け取った」と供述したという。

 県警は今年3月下旬までに、警察担当の男などラ・フォーレの関係者4人を昨年4月の賭博開張図利容疑で新たに逮捕。カジノバー汚職の別ルート解明を目指して贈賄容疑でも調べ、パソコンデータの裏付け捜査を進めている。

[福岡県警]

http://www.police.pref.fukuoka.jp/

(Mainichi Shimbun)

http://www.mainichi.co.jp/digital/netfile/archive/200204/01-2.html

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