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2002年04月01日(月) 00時58分
弁護士が依頼人から詐取、余罪８億７千万（読売新聞）奈良弁護士会所属の弁護士河辺幸雄容疑者（５２）（奈良市東登美ヶ丘）が訴訟依頼人から裁判経費名目で３００万円をだまし取ったとして、奈良地検に詐欺容疑で逮捕された事件があり、同様の手口による被害申告が奈良、大阪、京都など６府県の１５５人、８億７８００万円に上っていることが３１日、同弁護士会の調査でわかった。河辺容疑者は、１９９８年７月に奈良県内の女性（６６）の貸金返還請求訴訟を担当し、「供託金が必要」と３００万円をだまし取ったとして、３月２１日に逮捕された。これを受け、同弁護士会は３０、３１日に被害者説明会を開いたところ、９６年から今年３月までの間、３００万—１０００万円を預けたままとの訴えが続出。計１億円の返還を受けていない男性のケースもあった。 河辺容疑者は８０年度には奈良弁護士会副会長を務めた。昨年７、１２月と今年３月には金銭問題を巡り依頼人が弁護士会に懲戒請求。逮捕後にも２件の申し立てがあった。９６年６月には、損害賠償訴訟を引き受けながら提訴せず、依頼人に虚偽の裁判内容などを報告したとして、奈良弁護士会から戒告処分を受けている。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020331-00000414-yom-soci |