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2002年03月27日(水) 00時00分

消費者のインターネットに対する信頼度が低下japan.internet.com

インターネットに対する消費者の信頼度が、2002年第1四半期に低下したことがわかった。これは、Yahoo! (NASDAQ:YHOO) と ACNielsen が四半期ごとに行なっている定期調査の結果だが、低下を記録したのは初めてだ。ACNielsen は、オランダの調査会社および出版社の大手 VNU の1部門。

この調査は、インターネット利用者および非利用者あわせて1000人を対象に、消費者のインターネットに対する信頼度を調べるために行なったもの。これによると、昨年第4四半期に行なった調査に比べ、信頼度指数は115から111へと、4ポイント低下している。指数が低下したのは、昨年6月に調査を始めて以来なかったことだ。

年齢層で見ても、2ポイント (45歳以上) から8ポイント (18〜24歳) まで多少の差はあるが、ほぼ全体的にインターネットに対する信頼度指数は低下している。例外は35〜45歳の年齢層 (前回と同じ) だけであった。

Yahoo! と ACNielsen の調査担当者たちは、信頼度低下の原因の多くが、インターネットを頻繁に使用するユーザーが Eコマース、特に顧客サービスと商品配送に関して懸念していることにある言う。今回の調査結果は、この冬の年末商戦で見られた Eコマース関連の消費の増大に対する反動である可能性も高い。

さらに、インターネット利用者はどの年齢層でも、クレジットカード詐欺およびプライバシー問題 (データ収集など) に関する懸念が大きくなった、と回答している。

しかしながら、今回示された信頼度指数は、2001年第2四半期および同第3四半期のものに比べ依然高いため、調査担当者たちはそれほど深刻視していない。

「これほど広範かつ掘り下げた指数であれば、この程度の低下を経験するのは当たり前のことだ」と、ACNielsen International Research (ニューヨーク) のマネージングディレクタ Travyn Rhall 氏は言う。「下がったと言っても、インターネット信頼度指数は今も開始時基準の100をゆうゆう上回る。このことは、平均的消費者のインターネットに対する信頼度が今も比較的高いことを示している」

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    http://japan.internet.com/wmnews/20020327/12.html

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