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2002年03月27日(水) 12時05分
ジャニーズ事務所への名誉棄損で文春敗訴（読売新聞）芸能事務所の内幕を書いた「週刊文春」の記事で名誉を傷付けられたとして、ジャニーズ事務所と喜多川拡社長が、発行元の文芸春秋と同誌編集人らを相手に、約１億円の賠償などを求めた訴訟の判決が２７日、東京地裁であった。井上哲男裁判長は「セクハラを受けたという少年らの供述は信用できないうえ、事務所側への取材を尽くしたと認められない」と述べ、文春側に対し、計８８０万円を支払うよう命じた。謝罪広告掲載の訴えは退けた。問題となったのは、１９９９年１０—１２月に同誌に掲載された「ジャニーズの少年たちが『悪魔の館』で強いられる“行為”」などとする８本の記事。井上裁判長は「記事の重要部分は真実とは認められない」と名誉棄損を認めた。ただ、記事によって低下した社会的評価は小さくないとしながらも、各記事の多くを占めるセクハラを巡る記述について広範囲に取材を行っていた事情などを考慮し、謝罪広告の掲載まで命じる必要はないとした。 文芸春秋・雨宮秀樹社長室長の話「喜多川氏の行為が結果的に野放しにされることは社会常識から外れる。断固控訴する」（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020327-00000504-yom-soci |