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2002年03月26日(火) 15時09分

八葉グループ、破産直前に会員の債権放棄画策か読売新聞

 健康食品販売会社「全国八葉物流」(本社・沖縄県北谷町、1月29日破産宣告)など八葉グループによる出資法違反事件で、同社幹部らが破産直前、グループへの債権放棄を承諾する趣旨の同意書を一部会員から取り付けていたことが、わかった。同意書は新会社の会員になる条件として求められたものだったが、警視庁生活経済課では、同社幹部らが、新会社移行を装って、会員に債権を放棄させようとしたとみて調べている。

 関係者によると、同社は昨年12月末、会員への配当がストップしたため、年明けの今年1月、約2週間にわたり、東京・浜松町の東京本部で会員への説明会を開いた。

 同月8日の説明会では、不安を感じた会員約300人が詰めかけたが、この場で、同社の秋守敏博社長(55)(当時)は、「八葉を解散して新会社を設立する」と発表。そのうえで、会員資格や権利を新会社に移すことを前提に、グループへの請求はしないことを承諾する同意書の提出を会員に求めた。その際、秋守社長は「50%に達しないと、新会社設立は法律上認められない」と訴えたという。

 これに対し会員の1人が、「新会社について何も分からないまま、債権放棄に同意できない」と発言したところ、秋守社長は、「同意書が集まってから新会社を設立するのが法律の手順。自分の言うことに責任を取れるのですか」などと声を荒らげ、反対派の声を抑えた。結局、この場で一部会員は同意書を提出したが、その後、新会社が設立されることはなかった。

 八葉グループの被害対策弁護団の1人は、「新会社設立のために同意書が必要というのは法的根拠がない。債権を放棄させることが目的だった疑いがある」と話している。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020326-00000410-yom-soci

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