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2002年03月24日(日) 03時05分

「八葉物流」あす一斉捜索、出資法違反容疑で読売新聞

 今年1月に破産宣告を受けた健康食品販売会社「全国八葉(はちよう)物流」(本社・沖縄県北谷(ちゃたん)町)が、商品販売の実態がほとんど見られないのに高配当を約束し、全国約4万8000人から約1600億円を集めていたことが、警視庁生活経済課の調べでわかった。同課は25日にも、出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで同社や関連企業など数十か所の一斉捜索に着手し、詐欺容疑での立件も視野に入れて捜査を進める。

 全国八葉物流を中核とする八葉グループは1999年ごろから、ミツバチの巣のエキスなどを使った健康食品の販売を通じて、「1年間で倍になる」などとうたって会員を募った。例えば、1口150万円を出資した場合、60万円の「販売利益」が3か月ごとに入り、商品代90万円を差し引いた計150万円が年間の利益となる仕組み。1人の利益を生み出すために最低3人の出資が求められ、会員が増え続けなければ、破たんするシステムだった。

 それでも当初は、新規会員の獲得が順調だったため、ほころびが表面化せず、会員の中には、実際に「配当金」を手にする人もいた。ところが、昨年秋ごろから、会員の獲得数が減少傾向となり、資金繰りが急速に悪化。

 結局、昨年12月には約11億円の債務超過で同月28日の配当金支払いがストップし、苦情が各地の消費生活センターなどに殺到する騒ぎになった。

 全国八葉物流の破産申し立て時の債務額は会員約4万人に対する約495億円。警視庁によると、グループが集めた額は、マルチ商法としては、巨額詐欺事件とされた豊田商事の約2000億円に次ぐ規模。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020324-00000201-yom-soci

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