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2002年03月06日(水) 03時21分
＜ジー・オー＞警視庁、きょう強制捜査 出資法違反容疑で（毎日新聞）国際的な投資トラブルが表面化した「ジー・オーグループ」（本部・東京都港区）について、警視庁生活経済課は５日、グループが会員から通信販売事業への投資名目に金を集めた行為が出資法（預かり金の禁止）に違反すると判断し、強制捜査に着手することを決めた。６日朝から関係先などを家宅捜索する。会員への配当金の支払いや投資金の返還は昨年以降滞り、未払い金は約２００億円に上るとみられる。通信販売事業に実体がなかった疑いもあり、警視庁は詐欺容疑での立件も視野に捜査を進める。グループは、広告代理会社「ジー・コスモス・ジャパン」（港区三田）を中心に９６年ごろから、日用雑貨の通信販売で販売実績に応じて配当するとして、商品ごとの広告費名目で会員から投資を募った。００年１１月ごろ「利率１２０％確約」とうたうなど、９９年以降、度々元本保証して会員から金を集めたとされる。 出資法は、銀行などを除いて元本保証をして不特定多数から金を集める行為を禁止している。グループは会員を対象に投資を呼びかけて金を集めたが、警視庁は会員が１万人以上と多いことなどから、実質的に不特定多数が対象と判断した。 グループ関係者によると、通信販売事業に投資したものの配当金などが未払いとなっているのは約８０００人で２００億円。都内の３弁護士会は２月２５日、被害対策弁護団を結成し、５日までに会員からの電話は５００件を超えている。 これに対して、グループ側は会員らに「１７億円分が未払いになっているが、グループが発行する新聞の販売などで返還する。半年待ってほしい」と説明している。 グループをめぐっては、フィリピンの銀行を買収したと主張して日本国内で預金を集めたり、この銀行の買収資金に充てるとして在比国関連企業の社債を無許可で販売するなどした問題が明らかになっている。銀行はその後、取り付け騒ぎを起こして事実上破たんした。（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020306-00000163-mai-soci |