悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2002年03月05日(火) 07時58分
４百億円以上会員から集める ジー・コスモス・ジャパン（朝日新聞）広告代理会社「ジー・コスモス・ジャパン」（本社・東京）をめぐる投資トラブルで、同社が通信販売広告事業などの名目で会員から集めた金は総額４００億円以上であることが４日、警視庁の調べでわかった。同社は出資金の大半を通販広告事業には使わず、別の会員への払い戻しなどに充てていたとみられる。警視庁は近く出資法違反（預かり金の禁止）容疑で強制捜査に着手、詐欺の疑いもあるとみて実態の解明を進める。 関係者によると、同社は９６年ごろから、通販広告事業で得た利益を、出資額に応じて配当するとして会員から出資を募った。「年利１２％」「４カ月後に１２０％の利益を確約」などと元本保証をして、不特定多数の会員から出資金を受け入れた。 グループ中核企業の「ジャパンジー・オーグループインターナショナル」（本社・東京）の元社員らは、これまでの事情聴取に「会員から集めた金のほとんどが、通販事業をしている関連会社には入金されなかった。配当金額は販売実態と関係なく同社会長と幹部の間で決めていた」などと説明。出資金については「広告収入」として会計処理していたという。 出資法は、元本保証をして不特定多数の人たちから金を受け入れる行為を名目を問わず禁止している。また約束通りの支払いができないのに出資金を集めていた行為について警視庁は、詐欺の疑いがあるとみている。 「ジー・コスモス・ジャパン」の社長は朝日新聞社の取材に「出資金は不特定多数ではなく、限られた会員から集めており出資法違反には当たらない。誠意を持って間違いのない営業をしてきた」と話している。(07:58) |