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2002年02月04日(月) 00時00分

宅配装い現金だまし取る 同手口で180件自供 中吉野署など 奈良新聞

 県警機動捜査隊と中吉野署は3日、宅配業者を装って着払い代金をだまし取っていたとして県出身の住所不定、無職前田進啓容疑者(50)を詐欺の疑いで逮捕した。前田容疑者は同様の手口で約180件の犯行を自供しており、同署は余罪についても追及する方針。県内では、昨年10月から大和高田市や橿原市で同様の詐欺事件が約50件発生している。

 調べでは、前田容疑者は3日午前9時20分ごろ、大淀町在住の女性(57)方に宅配業者を装い「着払いです」と偽って、荷物の着払い代金を要求、女性から現金1万円をだまし取った。

 女性は、前田容疑者が作業服を着用せず、私服姿だったことなどから不審に思い、同容疑者が去った後、荷物の伝票に記載されていた会社や、家族に確認の電話をしたが、まったくのでたらめだったことから110番通報した。

 駆け付けた同署員らが付近を捜索したところ、近鉄越部駅付近で同容疑者を発見、犯行を認めたため逮捕した。

 前田容疑者は、調べに対し、県内で同じ手口の犯行を約180件したと供述しているほか、荷物の伝票は、届ける直前にその場で表札を見て家族の名前を記したと自供している。女性方に届けられた荷物の中には中古の文庫本一冊が入っていた。

 県内ではこれまで、宅配業者を装い、着払い荷物と偽って代金をだまし取る事件が頻発している。県警捜査二課などの調べでは、20歳から50歳ぐらいの男性が紺色やグレーの作業服を着用。包装した袋を着払い荷物に見せて5000円から3万円をだまし取る手口。

 前田容疑者はこれらの事件にも関わった疑いが強く、慎重に裏付け捜査を進めている。


http://www.nara-shimbun.com/n_soc/soc6168.html

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