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2002年01月23日(水) 00時00分

マルチ商法「全国八葉物流」 配当ストップで苦情続出 中日新聞

 「一年後に出資金が二倍になる」とうたって会員を募り、マルチ商法で多額の出資金を集めていた健康食品会社「全国八葉物流」(沖縄県北谷町)が資金不足を理由に昨年十二月末、配当金を突然ストップさせ、全国の消費生活センターや弁護士会に会員からの苦情や相談が相次いでいる。事態を重く見た東京都消費生活総合センターが注意を呼び掛けているほか、警視庁も出資法違反や詐欺の疑いがあるとみて情報収集に乗り出した。

 同社は沖縄本社のほか東京、大阪などに十四の支部を置き、ミツバチの巣から抽出したエキスなどの栄養補助食品を販売。会員は全国で約四万五千人、集めた出資金総額は約千六百億円に上るといわれる。

 関係者によると、会員は出資額によって「代理店」「特約店」などの資格を取得。本来は会員が同社から購入した商品を販売して利益を得る仕組みだが、同社が「出資するだけで定期的に配当が得られる」と説明していたため、実際には同社に販売委託していた会員がほとんどという。

 一口約百五十万円を出資する「代理店」の場合六十万円が三カ月ごとに入り、商品代金を差し引いた計百五十万円が一年間の利益となる。さらに新会員を紹介すると紹介料がもらえたという。

 名古屋市消費生活センターによると、名古屋市では相談は数件程度で「今は情報収集をしている段階」。「ただ、今後は増える可能性もあるので注目はしている」という。名古屋弁護士会も今は個別の相談窓口は設けておらず、「二十五日に東京で開かれる説明会の様子をみたうえで今後の対応を考えたい」と話している。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20020123/eve_____sya_____014.shtml

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