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2002年01月22日(火) 23時41分
＜ジー・オーグループ＞破たん銀行の前元両頭取が比で会見（毎日新聞）【マニラ井田純】国際投資トラブルが浮上した「ジー・オーグループ」（本部・東京都港区）がフィリピンで買収したと主張し、今月に入って破たんした銀行の元幹部３人が２２日、マニラで会見した。元幹部らは、日本のグループ企業への融資や日本国内での預金集めなどの疑惑について、グループ側が行ってきた説明を否定した。グループは昨年９月の買収で「大神銀行」が誕生したと主張していた。会見したのは、買収以降に頭取や副頭取に就任した日本人２人とフィリピン人の計３人。 会見によると、買収発表直後、銀行に対して、グループ本部から１億７０００万ペソ（約４億２０００万円）の融資の要請があった。２人の日本人は、許可されている融資限度枠を超えるなど比国内法に抵触する恐れがあるとして拒否した直後に解任された。フィリピン人が頭取になったが、その後も要請が続いたという。 フィリピン中央銀行の調べでは、実際には少なくとも６０００万ペソ（約１億５０００万円）以上の不正融資があったとされるが、３人は、フィリピン人が退任した昨年１２月下旬以降に融資が行われたとの見方を示した。 また、グループが日本では預金名目で約５億円を集めたことを明らかにし、「銀行には日本人投資家の口座はなく、預金名目の日本からの送金もなかった」と述べて、「預金処理した」とのグループ側の説明を否定した。（毎日新聞） |