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2002年01月11日(金) 00時53分

オウム・松本智津夫被告公判、検察側の立証が終了読売新聞

 オウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫被告(46)の公判が10日、東京地裁であり、地下鉄サリン事件の検察側証人として出廷した元教団幹部遠藤誠一被告(41)の反対尋問が終わった。松本被告の公判は、1996年4月の初公判から約5年9か月、計218回を経て、検察側の立証が実質的に終了した。弁護側の反証は5月下旬に始まる予定。

 この日は遠藤被告が延べ488人目の証人として出廷し、弁護側がサリン生成に関する松本被告の指示などについて尋問した。

 また、今後の日程について、阿部文洋裁判長が、弁護側反証を5月23日に開始する案を示した。弁護側は「準備期間が8か月は必要」と主張、検察側は早期開始を求めたが、同地裁は近く、この案に基づいて来年度の正式日程を決めるとみられる。すでに指定している3月末までの期日は、共犯被告の調書を証拠採用するかどうかなどを決めるための2回分を除き、取り消された。

 弁護団は休廷中、反証の方針を示す冒頭陳述の作成や証人選定などを進める方針だが、松本被告は改めて無罪を主張した98年1月以降、公判で起訴事実について意見を述べておらず、接見でも会話が成立しない状況だという。

 渡辺弁護団長は閉廷後に会見し、「今後も必要な立証は全部、全力で行う」と述べた。

 弁護側はこれまで審理の進め方を巡り、しばしば地裁に反発、97年3月には月4回の審理に異議を唱え、地裁に自分たちの解任を求めた。一方、検察側は審理促進のため、同年12月には地下鉄、松本両サリン事件の負傷者を大幅に絞り、一昨年10月には4事件の起訴を取り消した。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020110-00000113-yom-soci

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