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2002年01月09日(水) 00時00分

17歳が100万ドルの投資詐欺米証券取引委員会が特定毎日新聞

 米証券取引委員会(SEC)は7日(現地時間)、1000人以上の投資家から計100万ドル(約1億3000万円)以上を集めていたインターネットの資金運営サイト開設者は、米カリフォルニア州の17歳の高校生と特定したと発表した。少年はうち約90万ドルをコスタリカのカジノにある口座に送金していたが、返還することで合意したという。

 SECによると、少年は2001年11月から12月15日ごろまでの間、「Invest Better2001(IB2001)」という名前の資金運用サイトを開設。「元金保証」や「ノーリスク」をうたい文句にした、スポーツくじへの4つの投資プログラムを紹介、資金を集めた。最も期間が短いのは、「3日で125%」の利回りを保証したプログラム。「クリスマス・ミラクル・プログラム」では、12月15日までに入金した顧客に対して、12月26日に2500%の利回りを保証していた。

 米国からの報道などによると、少年側は容疑に対し否定も肯定もしていない。SEC側は「わずか17歳の少年でも誰でもインターネットをつかった投資詐欺が行えるということだ」とコメントしている。

 米SECが未成年者を摘発したのは2000年9月のニュージャージーの高校生に次いで2例目。ニュージャージーの少年は、ネットの掲示板を利用した株価操作などで、半年間に約25万ドルを荒稼ぎしたとされている。

[SECの発表文]

http://www.sec.gov/news/headlines/highschoolfraud.htm

(太田阿利佐)

http://www.mainichi.co.jp/digital/netfile/archive/200201/09-7.html

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