悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2001年12月28日(金) 00時00分

「ワン切り」相談殺到/県消費センター朝日新聞・

 携帯電話に残っていた着信履歴の番号にかけ直したら、出会い系サイトに似た番組案内だったといういわゆる「ワン切り」問題をめぐり、県消費生活センター(福岡市博多区)に相談が殺到、同センターが悲鳴をあげている。センターによると、ワン切りが発生したころとされる11月27日から今月26日までの1カ月で、相談件数は85件。全相談件数の1割余りに達する異例の事態という。

 ワン切り問題は、迷惑電話というほかに、「かけ直しただけで10万円請求された」「取り立てが厳しい」といったうわさがインターネット上で広まっており、その「風評」自体が社会問題となっている。「可能性がないとはいえないが、電話をかけただけで何の登録行為もせず、高額請求された事例は確認されていない」(国民生活センター)からだ。

 実際に利用したツーショットダイヤルの料金を未払いにしていたら、「延滞料込み」の法外な料金を請求された、という事例はある。そんなケースと混同され、うわさは広まっているらしい。

 県消費生活センターへの相談もすべて、「着信を見てかけ直したが、高額請求されないか」という不安を訴える内容。実際に高額請求された例は皆無という。「センターの電話回線は4本しかない。サラ金問題や違法な訪問販売など、ほかに受けるべき相談電話が受けられなくて困っている」と相談員たちは困惑顔だ。

 同センターは、ワン切り対策として(1)知らない着信履歴にはかけ直さない(2)誤って電話をかけ直しても、電話の向こうのアナウンスには従わず、すぐ切る(3)万が一脅迫めいた高額請求をされたら、地元の警察署に相談する——の3点を呼びかけている。

(12/28)

http://mytown.asahi.com/fukuoka/news02.asp?kiji=2903

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ