事業費用調査：日本でのビジネスは世界一割高　英調査機関（毎日新聞）

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2001年12月11日(火) 10時56分

　ビジネスに世界一カネがかかる国は日本——英経済誌エコノミスト系の調査機関ＥＩＵが１１日公表した主要３１カ国の事業費用調査で、こんな結果が出た。

　調査は通信費や出張費、汚職の度合いなど８項目を対象に実施。最も高い国を１００、安い国を１とする相対的な方式を採用した。ポイントが高いほど割高という評価になる。

　日本はデフレや不況にもかかわらず、人件費や事務所賃貸料、本国からの社員の転勤に必要な費用の３項目で最も高い国とされた。法人税の高さも２位で、総合点は１００点満点で首位。２位の米国の６６・３点を大きく引き離した。

　３位以下はドイツ、英国、ベルギーなど西欧諸国が上位に並んだ。

　アジア諸国では、中国やタイ、インドネシアが割安な国との評価を得た。ハンガリーやポーランドなど東欧諸国も安価に事業を行えるとされた。

（ロンドン共同）

［毎日新聞１２月１１日］ ( 2001-12-11-10:56 )