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2001年12月03日(月) 18時35分
「メールのプライバシー低い」・閲覧されたＯＬ敗訴（日経新聞）社内のネットワークを使った私的な電子メールを無断で閲覧されたなどとして、ＯＬと夫が当時の職場の上司に損害賠償を求めていた訴訟で、東京地裁は3日、請求を棄却した。判決理由で綱島公彦裁判官は、電子メールの私的利用について「私用電話とほぼ同様に合理的な範囲で許されるが、システム上プライバシーの保護の範囲は電話よりも相当低くなる」と指摘。 直属の部長が監視、閲覧したことは不適当だったとしたが、「ＯＬの私的使用程度は限度を超えていたことが監視を招いた」と述べた。判決によると、昨年春、ＯＬは部長からメールで飲食の誘いを受けたが、仕事にかこつけた勧誘と反発し「日ごろのストレスは部長。細かい上に女性同士の人間関係にも口を出す。胸の痛い嫁」とのメールを同じ会社に勤める夫に送ろうとしたが、誤って部長あてに送信した。この直後から部長はＯＬのメールを監視しながら文面を閲覧。ＯＬが部長をセクハラ行為で告発する相談をしていることなどを知り、ＯＬや相談を受けた社員に対して降格含みの配置換えをしようとした。〔共同〕
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