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2001年11月28日(水) 00時00分

ツーショット業者の新手PR 携帯利用者は要注意 中日新聞

 携帯電話が一回だけ鳴って切れ、着信記録に残った番号に電話すると「出会い系」の勧誘だった−という“怪”電話が急増している。「この電話にかけただけで、利用料として十万円の請求が来る」というメールも飛び交い、心配した人からの問い合わせが、携帯電話会社や消費生活センター、警察などに殺到する騒動に発展している。

 目立って増え始めたのは今月二十日ごろから。利用者などによると(1)携帯電話が一回だけ鳴って切れる(2)着信記録に残った電話番号にかけ直すと、女性の甘えた声でツーショットダイヤルの案内テープが流れ「すてきな番号」などとして別の電話番号が案内される(3)この番号にかけると、ツーショットダイヤルの入会手続きに進む−と、順次進むという。

 着信記録に残る番号は名古屋や東京などの市外局番の一般の固定電話の電話番号ばかり約三十種類。いずれもツーショットダイヤル業者がPRでアトランダムに携帯電話にかけているらしい。

 携帯を仕事で使う会社員などは、見覚えのない電話番号でもかけ直してしまう「習慣」を逆手に取られた格好だ。入会すれば利用料を払わされる恐れも出てくるが「着信記録の電話番号にかけただけでは、一般通話料以外はかからないはず」(NTTドコモ東海)。

 しかし、この怪電話について「電話番号リスト」一覧と「かけただけで十万円程度の請求が来る」「取り立てはかなり厳しい」というメールが次々と転送されたことが、騒ぎに輪を掛けた。

 ドコモ東海には、この一週間で問い合わせが約千件。名古屋市消費生活センターにも一日で数十件。「電話をかけ直しただけで高額な請求があると聞いたが、大丈夫か」という相談だ。ところがかけ直しただけで高額請求という被害届は、愛知県警などを含めても二十七日現在なく、「うわさがうわさを呼んでいるのでは」と同センターは分析。岐阜県消費生活センターも「ここから先は利用料が必要という案内の前なら万一、高額な請求が来ても払う必要はないはず」と断言する。

 ドコモ東海は「『通信の自由』があり規制は難しい」としており、「身に覚えのない着信記録には、うかつに電話しないで」と呼びかけている。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20011128/mng_____sya_____002.shtml

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