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2001年11月04日(日) 00時00分

[情報社会を問う] 公表しますか電話番号神戸新聞

 名前、住所、電話番号がぎっしりと詰まる電話帳。だれもが見られる最大規模の個人情報だが、神戸新聞社が実施した五百人意識調査の結果では、四人に一人が電話帳への掲載を断っていた。迷惑電話や電話セールスなどを嫌っているためとみられ、電話番号に神経を使う時代風潮を物語っている。

 調査の結果、電話帳に「掲載している」は64・2%。電話帳には載せないが「番号案内サービスには登録」が4・2%、「掲載も登録も断っている」が21・8%もいた。

 「掲載している」と答えた人を年齢別で見ると、六十歳代が80・8%なのに対し、二十歳代52・0%、三十歳代45・2%。若い世代ほど公表を拒む傾向だ。

 電話帳への掲載率は、NTTも「調べていない」という。しかし、一般的には若年層ほど掲載を断る傾向が強いといわれ、今回の結果はそれを裏付けている。

 アンケートでは「知らない会社からの電話勧誘」についても聞いた。98・4%が「不安」「わずらわしい」と受け止めており、第三者に自分の電話番号を知られることへの反発は極めて強い。

 そのため、懸賞への応募や通信販売の利用で個人情報を書く場合でも、「(電話番号などが)悪用されないか不安だが記入している」が27・4%、「必要最低限と思われる情報以外は記入しない」が50・6%もいた。「特に気にせず記入している」は12・4%にとどまり、電話番号などの不用意な転用を懸念する人は多い。

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