八代市庁内ＰＣ　ウイルス感染（熊本日日新聞）

　八代市役所のコンピューターが三十日、新種のコンピューターウイルス「Ｗ３２／Ｎｉｍｄａ」（ニムダ）に感染、市は対策に終日追われた。データ消失などの実害はなかった。同市のウイルス感染は初めて。

　経済産業省の外郭団体「情報処理振興事業協会」（東京都）によると、ニムダは九月十九日、国内で初確認された。インターネットを通じて広がり、最近では感染率が高いウイルスとして予防対策を呼び掛けていた。

　この日は午前十時ごろ、市役所二階の端末で「ウイルス発見」の一報が出たことから緊急庁内放送。約五百台のパソコンをいったん切ってチェック。二階にまとまって設置してある約百台の端末に入った疑いが判明し、担当職員が一台ずつワクチンソフトで対策して回った。

　市役所のパソコンは保安上、外部からの接続ができない仕組みで、感染源は不明。個人用を持ち込み仕事するケースもあり、調査を進めている。

　全国では同ウイルスの予防対策も広まり、感染は鎮静化しつつある。

http://www.kumanichi.co.jp/dnews/20011031/kiji1_0000006655.html

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