悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2001年08月15日(水) 23時14分
顧客データ３８万人分が流出、小田急百貨店（朝日新聞）小田急百貨店（本社・東京都新宿区）の顧客約３８万２０００人分の個人情報が記録されたフロッピーディスクが、顧客担当だった男性社員（３８）によって持ち出され、東京都内の信用調査会社に売却されていたことを１５日、同社の山田尚（たかし）社長らが記者会見して明らかにした。同社はフロッピーを回収するとともに、男性を９日付で懲戒解雇し、窃盗と背任容疑で新宿署に告訴した。 同社によると、流出したのは、同社が発行する６種類のカードの会員のうち、東京、神奈川、千葉、埼玉の１都３県に住む会員の氏名、住所、生年月日、電話番号などの個人情報。 元社員は顧客政策部の顧客担当で、昨年９月から今年５月にかけて、ダイレクトメール発送などのため、同社のホストコンピューターから顧客データを引き出した際、無断でフロッピーディスク四十数枚にデータを取り込んだ。信用調査会社には５回に分けて持ち込み、計約１６０万円の報酬を得ていたという。 今年６月、フロッピーのコピーを入手した都内の警備会社から同社総務部に連絡があり、流出が発覚した。社内調査の結果、この元社員が７月下旬、データの無断持ち出しを認めた。「金に困ってやった。信用調査会社はインターネットのホームページで見つけた」と話しているという。 同社はこの警備会社に調査を依頼して流出先の信用調査会社を突き止め、フロッピーはすべて回収したという。 同社の内村紳・経営企画室長らは「警備会社の話では、名簿は信用調査会社から外部には流出していないという。ホストコンピューターの作業履歴を毎日チェックするなど再発防止策を徹底したい」と話している。(21:22) |