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2001年07月25日(水) 10時36分
松本サリン、松本被告に４億６５００万円賠償命令（朝日新聞）１９９４年に長野県松本市で起きた松本サリン事件で死亡した７人のうち４人の遺族が、オウム真理教前代表・松本智津夫（麻原彰晃）被告（４６）を相手に損害賠償を求めた民事訴訟で、東京地裁の一宮和夫裁判長は２５日、請求を認め、松本被告に４億６５００万円の支払いを命じる判決を言い渡した。 松本被告に支払い能力がないため、原告側は今後、信徒から松本被告に差し入れられているとみられる布施などを差し押さえられれば、としている。 「教団の責任の所在を明らかにし、法廷で松本被告に謝罪させたい」との思いから遺族が９５年８月に提訴した。 原告側は松本被告の本人尋問を申請したが、裁判所は「刑事裁判での推移を見守る」として採用せず、審理は９６年１２月からいったん中断した。 昨年９月に再開された審理では、新たに施行された犯罪被害者保護法を使って、松本被告の刑事裁判での意見陳述や共犯被告の公判調書などを取り寄せ、審理を進めてきた。(10:24) |