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2001年07月10日(火) 12時53分
水道局員装い高齢者に浄水器売りつけ、８人逮捕（読売新聞）水道局員を装って公営住宅に住む高齢者らに高価な浄水器を売りつけたとして、警視庁生活経済課と品川署は１０日、東京都豊島区の有限会社「ビッグラル」社長、東郷仁一容疑者（２６）（板橋区氷川町）と同社社員７人を、訪問販売法違反（不実の告知など）の疑いで逮捕した。 調べによると、東郷容疑者らは昨年７月ごろから同９月ごろまでの間、水道局の水質検査を装って渋谷区内の無職女性（６８）ら６０歳から７２歳のいずれも無職の男女１０人の自宅を訪問。検査薬を投与して黄色に変色させた水道水を示し、「こんなに汚れている。体に良くない」などと言って浄水器を１台３０万円で売り付けていた疑い。 東郷容疑者らは主に公営住宅に住む高齢者を狙って売りつけていた。同社については、昨年１２月までの２年間に都の消費生活センターなどに約１２０件の苦情が寄せられていた。これまでに約４億５０００万円の収益をあげていたとみられる。浄水器は仕入れ値で１台８—１０万円という。 調べに対し、東郷容疑者らは「高齢者が多く住み、古いタイプの水道が設置されている公営住宅を狙った」などと供述している。 (7月10日12:53) |