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2001年07月03日(火) 22時06分

「情報料未払い」と架空の請求書、9人を詐欺で逮捕読売新聞

 ツーショットダイヤルの情報提供料金が未払いだとして架空の請求書を会社員ら29人に送りつけ、計約160万円をだまし取ったとして、大阪、兵庫両府県警の合同捜査本部は3日までに、ツーショットダイヤル会社従業員、佐伯英治容疑者(32)(東京都足立区)ら9人を詐欺容疑で逮捕した。勤務するツーショットダイヤルの会社から過去の利用客の名簿を持ち出しており、両府県警は、この名簿を基に、43都道府県の約280人から総額約1500万円を振り込ませたとみて追及している。

 調べによると、佐伯容疑者らは、昨年11月から今年4月までの間、兵庫県高砂市内の会社員(54)ら29人にニセの請求書を郵送。延滞料なども含め、5万5000—5万9200円を大阪市内などの架空会社名義の銀行口座に振り込ませ、総額約158万円を詐取した疑い。

 調べに対し、佐伯容疑者らは「利用したことのある人なら使った時間を覚えていないし、未払いの料金が残っているといえば、だませると思った」と供述。これまで約1600人に請求書を送りつけていたという。請求書には「支払わない場合は、直接集金に行く」「法的手段をとるほか、自宅に電話する」などと記載。両府県警は利用したことを家族や知人らに知られたくない気持ちにつけ込んだとみている。

 国民生活センターによると、不正請求に関する相談件数は、昨年度が約1万900件で、今年度は6月末までに、約1980件が寄せられている。請求額の平均は約4万7000円で、「トラブルに巻き込まれるのは面倒」「家族に知られたら大変」などと、支払う人が多いという。

(7月3日22:06)

http://www.yomiuri.co.jp/00/20010703i313.htm

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